適正な価格転嫁で次の成長へ

本事業は、原価管理や人件費シミュレーション関連デジタルツールの導入や活用を支援し、適正な価格転嫁を促し、各中小企業の将来の成長に向けて専門コンサルタントが伴走支援する事業です。

まずは無料コンサルティングにて価格転嫁・
賃上げをご支援します。
支援内容についてのお問い合わせはこちら

お知らせ

事業の目的

人材確保などのため、業績の改善が見られない中でも防衛的に賃上げを行う企業が数多く存在します。
その一方で、賃上げにより上昇した人件費や原材料価格の増加に伴うコストを価格に転嫁する必要性が高まっているものの、中小企業での価格転嫁が十分に進んでいない状況があります。

価格交渉に成功した企業の内半数近くが「原価を示した価格交渉」が有効であるとしており、価格転嫁にあたっては材料等の原価計算や人件費シミュレーション等による適正な原価管理を行い、価格交渉の備えをすることが重要です。

そこで、本事業ではスタートアップ等の技術を活用し、中小企業の自社コスト把握を支援することで、都内中小企業の適正な価格交渉に向けた準備を支援するとともに、適正な賃上げやスタートアップの成長も後押しすることを目的とします。

事業スキーム図

本事業はデロイトトーマツリスクアドバイザリー合同会社が(公財)東京都中小企業振興公社から業務委託を受けて運営しております。

スキーム図
(※1)本事業における「トライアル利用」とは、事務局が選定したスタートアップが提供するデジタルツール(無償、有償を問わない)を、一定期間、都内中小企業が自己負担なく利用できることを言います。トライアル利用の条件等は募集要項「3-4 デジタルツールのトライアル利用」をご確認ください 。 (※2)事務局と事務局が選定したスタートアップとの間で、都内中小企業のデジタルツール利用に関する契約を締結します。デジタルツール利用料は事務局がスタートアップに直接支払いを行うため、本事業に関して都内中小企業とスタートアップ、又は都内中小企業と事務局の間で金銭授受は発生しません。 (※3)デジタルツールのトライアル利用終了後に導入ツールを継続利用する場合は、当該利用料は支援対象者の負担になりますのでご留意ください。

募集概要

支援の内容

近年、社会的に人件費や資材が高騰しており、中小企業の多くは上昇した人件費や原材料価格の増加に伴うコストを価格に十分に反映できていない状況です。取引先との価格交渉においては原価を示した価格交渉が有効であるため、本事業ではデジタルツールの導入を通じて中小企業の原価や人件費の適正な管理を支援します。

POINT 1

専門コンサルタントが伴走し、都内中小企業の適正な価格交渉に向けた準備を支援します。

POINT 2

原価管理や人件費シミュレーション等が可能なデジタルツールの初期費用や月額利用料等について、最大100万円まで無料でお使いいただけます。

応募資格※応募資格の詳細については、
本事業の募集要項をご参照ください。

  1. 東京都内に登記簿上の本店または支店がある中小企業者(中小企業基本法第2条第1項に規定する中小企業者)であること
  2. いわゆる「みなし大企業」ではないこと
  3. 原価・人件費管理や従業員の賃上げに課題を抱えており、本事業を利用して適正なコスト管理や賃上げに向けて準備を行いたい事業者であること

応募にあたっての留意事項

  • 本事業については、別途ご用意している「募集要項」をご参照の上お申し込みください。
  • 応募後、募集要項の規定に反する事象が発見された場合は支援対象の除外もしくは支援の中止等の措置を講ずる場合があります。
  • 事務局では、応募内容をもとに審査を実施し、支援の可否を決定します。審査にあたって応募者に追加の確認事項が生じた場合には、事務局から個別にメールまたは電話での情報照会を行う場合があります。
  • 審査にあたり、履歴事項全部証明書(個人事業主の場合は開業届の写し)を提出いただきます。また、必要に応じてその他の資料の提出をお願いする場合があります。
  • 審査結果については、結果の如何に関わらず、全ての応募者に対してメールでご連絡します。事前に「tohmatsu.co.jp」ドメインを受信可能な状態にしてください。
  • メールが届かない場合は、お手数ですが下記問い合わせ先へご連絡ください。
  • デジタルツールのトライアル利用終了後に導入ツールを継続利用する場合は、当該利用料は支援対象者の負担になりますのでご留意ください。

事業の流れ※詳細は本事業の募集要項をご参照ください

事業の流れ

募集期間

募集企業数:100社を目安として支援対象者を募集します。 ※募集企業数の上限に達した場合はその時点で募集終了となります。

令和7年79日(水)~

募集要項

応募方法

本事業へのご応募は、以下のリンクより必要情報を入力のうえ送信ください。

事務局(デロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社)

TEL:03-6213-1300(事務局代表)
受付時間:平日9:30~17:30(土日祝・年末年始(12/29~1/3)を除く)

※本事業は東京都中小企業振興公社よりデロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社が受託し運営しています。

本事業パンフレットのダウンロードはこちら

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スタートアップサービス紹介

各デジタルツールの機能・特徴は各バナーをクリックいただくとご覧いただけます

※各製品の料金については、導入企業の個別状況や契約内容等に応じて金額が異なるため、詳細は採択後にお問い合わせください。
※各製品の利用料については、本事業の支援期間内であっても、利用料合計が100万円を超える場合の100万円超過分は各導入企業(支援対象者)の自己負担になりますのでご留意ください。

よくあるご質問

  • 事業内容

    • 本事業の目的を教えてください。

      近年、社会的に人件費や資材が高騰しており、中小企業の多くは上昇した人件費や原材料価格の増加に伴うコストを価格に十分に反映できていない状況があります。
      本事業ではデジタルツールの導入を通じて中小企業の原価や人件費の適正な管理を支援することで、中小企業の適正な価格交渉に向けた準備を支援するとともに、適正な賃上げやスタートアップの成長も後押しすることを目的としています。

    • 本事業の概要を教えてください。

      本事業ではデジタルツールの導入を通じて中小企業の原価や人件費の適正な管理を支援します。
      支援内容は主に2つです。
      1つめは、無料のコンサルティング支援です。専門のコンサルタントが伴走し、中小企業の適正な価格交渉に向けた準備を支援します。
      2つめは、デジタルツールの100万円までの無料利用です。原価管理や人件費シミュレーション等が可能なデジタルツール*の初期費用や月額利用料等について、最大100万円まで無料でご利用いただけます。
      *デジタルツールはデジタルツール一覧の中からお選びいただきます
      価格転嫁や賃上げに課題感がある方は、まずは無料のコンサルティング支援にてご支援いたします。支援内容についてご不明点等があれば、「お問い合わせ」よりお問い合わせください。

  • 事業内容(コンサルティング支援)

    • コンサルティング支援とは具体的にどういったことをしてもらえますか。

      各企業に合わせたコンサルティング支援を5回程度実施いたします。
      デジタルツールの導入前:事前ヒアリングの内容をもとに、価格転嫁や賃上げの実施方針の策定やデータ保有状況の確認、導入するデジタルツールの検討やデジタルツールに求められる要件定義等の支援をします。
      デジタルツール導入後:デジタルツールの導入により算出された数値の解析・評価や新たなシミュレーションの条件等、状況や希望に合わせて支援します。
      上記内容は、一例ですので、ご希望に沿ってコンサルティングを実施いたします。また、デジタルツールの導入を検討していない場合でも、まずは無料のコンサルティング支援にてご支援いたします。

  • 事業内容(デジタルツール)

    • デジタルツールの導入は必ず必要でしょうか。

      本事業の利用につき、デジタルツールの導入が必須条件であるわけではございません。無料のコンサルティングで中小企業の課題感をお伺いし、価格転嫁・賃上げに向けた方針を決めていく中でデジタルツールの導入が必要でなければ、導入はせずコンサルティングのみの利用で終わる場合がございます。

    • 本事業を利用して掲載のあるツール以外の導入は可能でしょうか。

      本事業では、ポータルサイトに掲載のあるデジタルツールのみ導入が可能です。

    • 現在利用しているデジタルツールと併用は可能でしょうか。

      併用することが可能です。
      ただ、導入するツールのみ100万円まで無料で利用可能なため、中小企業で利用されているデジタルツールの利用料は中小企業でご負担ください。
      また、導入するデジタルツールによっては、現在利用されているデジタルツールと機能が重複する場合があります。あらかじめご了承ください。

    • デジタルツールの導入は東京都のみでしょうか。

      首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県、山梨県)内となります。また、募集条件として、東京都内に登記簿上の本店または支店がある中小企業者が対象となります。
      詳しくは、募集要項をご確認ください。

    • 複数のデジタルツールを組み合わせて導入することは可能ですか。

      原則、同時に複数のデジタルツールをトライアル利用することはできません。

    • 支援の途中でデジタルツールを変更することは可能でしょうか。

      お使いいただく中でツールが合わなかった場合、変更することは可能です。コンサルティングの中で相談しながら調整することになります。

    • トライアル利用とは何ですか。

      数あるデジタルツールから、導入するデジタルツールを選定することは難しいと考えられます。そこで、デジタルツールの選定の第一歩として、事務局が提示する価格転嫁・賃上げを後押しするデジタルツールの初期費用・利用料金を100万円まで無料でご利用いただくことを「トライアル利用」としています。

  • 事業内容(料金)

    • デジタルツールの利用料はいくらでしょうか。

      導入するデジタルツールによって利用料金は異なります。概要は、ポータルサイト内「スタートアップサービス紹介」からご確認ください。詳細な利用料については、コンサルティングの過程で、貴社の状況を踏まえてお見積もりいたします。
      本事業は、100万円まで無料で利用可能です。100万円を超えた利用料金分、または本事業の利用期間終了後のご利用分は中小企業にご負担いただきますのであらかじめご了承ください。

    • 本事業の「デジタルツール導入料金100万円無料」は100万円が企業に給付されるのでしょうか。

      中小企業に100万円が給付されることはございません。
      デジタルツールにかかる利用料金は、事務局が負担し、スタートアップに直接お支払いするため、中小企業とスタートアップ、または中小企業と事務局の金銭授受は発生しません。

    • 本事業ではデジタルツールの利用料金の一部が補助され、中小企業からの利用料金の支払いが一定程度あるものでしょうか。

      デジタルツール利用料金について、100万円までは中小企業からの支払いは発生しません。
      導入するデジタルツールによっては、100万円を超えるツールもございます。また、本事業の利用期間終了後も引き続きご利用される場合は、100万円に満たなくとも中小企業のご負担になります。
      デジタルツールにかかる料金は、ポータルサイト内「スタートアップサービス紹介」からご確認いただけますが、お申し込み後のコンサルティングにおいて貴社の状況や費用負担の可否に応じたツール選びのご支援も実施いたします。

  • 応募資格

    • 何を基準に中小企業としていますか。

      中小企業基本法(昭和 38 年法律第 154 号)第 2 条に規定する中小企業者を対象としています。

    • 審査はありますか。

      募集要項に記載の応募資格を満たすか、申込企業様の課題が本事業の目的に合致しているか、留意事項に該当しないか等の審査を行います。

    • 従業員が数人しかいないが、対象になりますか。

      中小企業基本法(昭和 38 年法律第 154 号)第 2 条に規定する中小企業者に該当であれば、本事業の対象となります。
      本事業の対象か否かご自身で判断が難しい場合は、お気軽にお問い合わせください。

    • 毎年従業員数が変わっているので、みなし大企業に該当する可能性があります。基準日はいつになるでしょうか。

      中小規模事業者の定義における従業員の数は、事業年度末(事業年度がない場合には年末等)の従業員の数で判定されます。

    • 親会社がおりますが、本事業の対象外となりますか。

      親会社が大企業にあたる場合、本事業の対象外となる可能性があります。
      本事業の対象企業に関する詳細は、募集要項をご確認ください。

    • 公社の他の支援事業を受けているが、並行して本事業を活用することは可能か。

      他の支援事業と並行しての本事業の活用は可能です。
      念のため、現在受けている他支援事業の募集要項も併せてご確認のうえ、ご応募ください。

  • 申込期間

    • 申込はいつまでできますか。

      令和7年7月9日より募集を開始しており、募集企業数の上限(100社を目安)に達した時点で募集終了となります。
      なお、申し込みが支援満了時期(令和8年2月28日)に近い時期にお申込みいただいた場合であっても、支援の終了時期の延長はしかねますため、お早目のお申し込みを推奨しております。

  • 支援期間

    • 支援期間はいつまでですか。

      無料コンサルティングの実施は支援決定から令和8年2月27日まで、デジタルツールのトライアル利用は契約日から令和8年2月28日までとなっています。
      ただし、コンサルティングの規定回数、デジタルツールのトライアル利用の事務局負担の上限額(100万円)に達した時点で、上記の期限を待たずにそれぞれ終了となります。

  • その他

    • 事前に準備しておくものはありますか。

      お申込には、申込内容の確認のため、履歴事項全部証明書(個人事業主の場合は開業届の写し)のデータが必要ですので、あらかじめご準備ください。
      また、PC等の通信機器、インターネット環境が必要です。

    • 備えておくべきデジタルスキルはありますか。

      PCが使え、Office機能を使える程度のデジタルスキルがあると望ましいです。デジタルツールについては、コンサルティングの相談や各デジタルツールのサポート機能を活用しての利用が可能です。

    • 個人情報やデータの取り扱いについて知りたいです。

      応募者から収集した個人情報は、公益財団法人東京都中小企業振興公社個人情報保護指針に基づき管理します。
      デジタルツールについては、各デジタルツール提供企業、コンサルティング支援については、株式会社Revitalizeの個人情報保護指針に基づき管理します。
      詳細は募集要項をご確認ください。

    • 申し込むか否か迷っています。

      お申込みに迷っている場合、「お問い合わせ」より疑問点等をお問い合わせください。必要に応じて、お電話でのご説明の機会等も設けますので、お気軽にお問い合わせください。

    • 申込をしましたが、メールが届きません。

      迷惑メールボックスや削除ボックスに入っている可能性がございますので、ご確認ください。受信が確認されない場合は、お手数おかけいたしますが、異なるメールアドレスで再度お申込みをお試しください。

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